リンを制限して腎不全悪化を防止

リンを制限して腎不全悪化を防止

腎不全の悪化を防ぐために、食事療法を取り入れることは珍しくありません。
一般療法や薬物療法も行われることがありますが、食事療法は普段の食事で摂取する栄養素を制限することによって腎不全の悪化を防ぐことになります。
制限する栄養素はいくつかあるのですが、リンもそのうちの1です。
なぜリンを制限する必要があるのでしょうか。
これは制限しなければ様々な問題が起こる可能性があるからです。
リンというのは体の中のカルシウムと結合することによって骨や歯を丈夫にしてくれる栄養素です。
これだけを見ると非常に有益なのですが、腎不全になって腎臓機能が低下している場合、リンが血液中に蓄積されてしまい、腎臓や血管に石灰化が起きてしまう可能性が出てきます。
その結果腎不全や動脈硬化を進行させてしまうのです。
こうした事態を防ぐためにも、腎不全になった場合にはリンの摂取を制限し、適切な量にコントロールする必要が出てくるのです。
リンはたんぱく質を多く含む食材に含まれているのですが、腎不全の場合にはたんぱく質も制限することになるため、自然とリンの摂取も制限されることになります。